みなさん、こんにちは。
今回は『9-nine-』シリーズを完走したので、その感想や評価をネタバレなしでまとめていきます。
『9-nine-』シリーズはおもしろい?どれからプレイすればいい?
『9-nine-』シリーズは各章ごとに発売されており、基本的に物語は決まった道筋を通っていく形になります。
今回は『9-nine-』シリーズとしての個人的感想と評価をしていきます。個別の章について細かくは触れません。
では、いってみましょう。
すでに全編クリアした方は、ぜひASMRも視聴してみましょう。
「『9-nine-』シリーズに興味をもったけどどれを買えばいいかわからん!」という方はこちらから。
『9-nine-』シリーズとは?
『9-nine-』シリーズは2017年からアダルトゲームブランド『ぱれっと』から発売された美少女アドベンチャーゲーム、いわゆるエロゲーです。
4章のエピソード+新章から成り立ち、すべてをまとめたコンプリート版の他、単品での発売もされています。
『9-nine-』シリーズを完走した感想・評価
『9-nine-シリーズ』を完走した個人的評価としては、ほぼ神ゲーです。
☆4.8です。
物語はすごいおもしろくて、プレイして後悔はないですし、予想外の展開も多く大変楽しめた作品ではあります。
その一方で、完成度が高かったゆえに『ここはちょっとなあ…』という展開があったのも確かです。
では、『9-nine-シリーズ』の良かった点と微妙だった点をいくつかまとめていきます。
『9-nine-』シリーズの良かった点
まずは、『9-nine-』シリーズの良かった点からです。
神ゲーに近い良ゲーということもあり、シナリオはきれいにまとまっていますし、総じて満足度の高い出来となっています。
良かった点①エピソードごとに分割にしていた点
『9-nine-シリーズ』は2017年から毎年1エピソードずつ販売され、最終的にすべてのエピソードが入ったコンプリート版が発売されたゲームです。
各章おおよそ3時間~5時間程度できれいにまとまっており、短くて物足りないわけでも長くてダレるわけでもないちょうどいいボリュームで一区切り終えることができます。
シナリオも少しずつ謎が解明されていくため、次の章に進むのに心理的抵抗はあまり感じず、一気にやり遂げることができました。
独自の世界観や能力など厨二設定があるため、用語もそれなりにあるのですが飽きは感じません。
今買うなら断然コンプリート版がオススメですが、章ごとに攻略していくのが好きな方にはエピソードごとで購入するほうがいいかもしれません。
良かった点②新海天さんかわいすぎる
『9-nine-シリーズ』はキャラデザを『ましろ色シンフォニー』など他のぱれっと作品でも担当されている『和泉つばす』氏が担当しています。
通称『つばす絵』と呼ばれるキャラたちですが、この『9-nine-シリーズ』のキャラたちもとにかくかわいいです。
そして、個人的一番人気キャラは主人公・新海翔の妹『新海天』さんです。
キャラは全員例外なくかわいいのですが、天はとにかく声がめちゃめちゃかわいいです。
だれかと思って調べてみたら某スパイ一家のピンク髪の娘の中の人でした。そりゃあかわいいです。
そのため、個人的好みもありましたが、天編のエピソード2はなかなか印象深かったです。
美少女アドベンチャーにおける妹はだいたい義妹ですが、ガチの妹らしいです。
なんて罪深い…。
ASMR作品も出ているので、クリア後はぜひこちらも視聴してみてください。
良かった点③OPが全部神
『9-nine-シリーズ』は分割で発売されたこともあり、OPがエピソードごとにそれぞれ作られています。
どのエピソードのOPもいいですが、個人的には3と4がオススメです。
ただし、OPの中にネタバレが混ざっているのもあるので聞くだけ推奨です。
OPの話をしていますがEDも当然すべて別々でどれも名曲です。
というか、BGM全体が印象深く名曲揃いです。
EDの映像は各章クリア後に見るようにしないと思わぬネタバレを食らうかもしれません。
良かった点④ストーリーがおもしろい
『9-nine-シリーズ』では各章で少しずつ謎が明かされていくので、飽きが来ずどんどん進めていくことができます。
特に2章を終えたあたりから物語が加速していくため、先が気になってしかたがありませんでした。
4章では、すべてを総括した上で物語が展開していきますがそれでも飽きはきませんし、なんなら4章は一気に最後まで進めてしまったくらいおもしろかったです。
まさか、最後の最後であんな仕掛けをしてくるなんて完全に油断していました。
思わず『えっ?うそだろ、ここで?』ってなってしまいます。
シナリオ全体でギャグとシリアスがいい感じにまとまっており、シリアス一辺倒というわけでもなくヒロインの魅力を引き出すエピソードもしっかり入っています。
文章を読むことがメインとなるギャルゲーエロゲーにおいて文章を飽きさせないことは何より大変で、重要なことですが、『9-nine-シリーズ』では苦痛を感じず最後まで攻略することができます。
一方で、完成度が高い作品なだけあって逆に『あれっ?』って思う部分が目立ってしまう印象がありました。
こちらについては、微妙な点で後述します。
【9-nine-シリーズ】微妙だった点
微妙だった点①どこかにある既視感、微妙に納得いかない展開
こちらは主に4章の展開についてです。
少し物語にも触れるので、ネタバレしたくない方は飛ばしてください。
昨今、アニメやゲームなどで供給過多なのもあって『これどっかで見た作品に似ているな』と思うことも多いので仕方がないことなのですが、絶望を繰り返すという点が某科学アドベンチャーに似ているなと感じてしまいました。
むしろ好きな方はいいかと思うのですが、個人的にはその後の展開もあまり納得できていなくて『さっきまで絶望していたのにあれれ~どうしてあれれ~』みたいな感じになってしまったのは事実です。
この場面では、能力や世界観の説明も入りますがやや難解でしたし、勢いで突破された感が否めませんがそのおかげもあって細かいところはあまり気にせず進むことができます。
世界観や設定など細かいことが気になる方は少し納得できない部分があるかもしれません。
微妙だった点②メインヒロイン問題
『9-nine-シリーズ』は4章構成ということもあり、パッケージヒロインは4人です。
『9-nine-シリーズ』においては『パッケージヒロインが全員メインだ!』とか言ってメインヒロイン論争を行うことが無粋なのかもしれませんが、個人的に納得できていないのは『最終章が希亜でよかったのか』というのはあります。
希亜ファンには怒られそうですが、『物語の構成上これでよかったのかな』と思ってしまったのは事実です。
True ENDが用意されているギャルゲーの場合はメインヒロインが軸となる最終章がありますが、『9-nine-』シリーズは各章が個別になっているため、どうしても最後は『希亜編』ということになります。
決して希亜が嫌いなわけではありませんが、なんとなく釈然としないところではあります。
多分、気になる人は気になるだろうし気にならない人は気にならないくらいの問題だと思います。
希亜編の希亜はめちゃめちゃかわいいのでそれだけで全部許してしまうところはあります。こちらもぜひASMRを視聴してもらいたいです。
『9-nine-シリーズ』はそれからやるべき?推奨攻略順は?
『9-nine-シリーズ』では明確にエピソードにナンバリングが降ってあるので攻略もその順が一番いいと思います。
謎が少しずつ解明されていきますし、矛盾もなく進むことができます。
具体的には『9-nine-ここのつここのかここのいろ』→『9-nine-そらいろそらうたそらのおと-』→『9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ』→『9-nine-ゆきいろゆきはなゆきのあと』→『9-nine-新章』の順。
ヒロインだと『九條都編』→『新海天編』→『香坂春風編』→『結城希亜編』→『新章』の順。
なにがあったとしても『希亜編』から始めることだけはやめましょう。
すべてをぶち壊すことになります。
まとめ【『9-nine-シリーズ』はほぼ神ゲー!評価も感想も上々!】
- 『9-nine-シリーズ』の評価はほぼ神ゲー!完成度が高い分、細かい部分で気になる点あり。
- 物語の展開、主題歌、キャラデザと良かった点多数!自分の目で確かめよう!
良かった点と微妙だった点をいろいろまとめてみましたが、実際『9-nine-』シリーズはおもしろかったし、プレイできたことに感謝すら覚えています。
やはり話題になるようなゲームは話題になるような出来ということです。
やって損はないと思うので、興味がある方はぜひプレイしてみてください。
今回は『9-nine-シリーズを完走した感想と評価』でした。
またの機会に。