みなさん、こんにちは。
今回は「ホワイトアルバム2のメインヒロイン・小木曽雪菜」について紹介していきます。
小木曽雪菜は悪女か聖女か、そして雪菜派VSかずさ派
ホワイトアルバム2は思い出とともにさまざまな争いを生んでいるのはご存知でしょうか。
そこで今回はメインヒロイン・小木曽雪菜に焦点を当てて本当に悪女なのかも検証していきます。
- 小木曽雪菜ってどういう人物?
- 小木曽雪菜の魅力とは?本当に悪女?
- 雪菜の名言を教えて!
こんな疑問についてまとめていきます。
ちなみに私個人は雪菜派でもかずさ派でもない公平な人間のつもりです。しいて言うなら武也派なので、平等に魅力を提供できるかと思います。
では行ってみましょう。
【ホワイトアルバム2】小木曽雪菜はどういう人物?
峰城大付属3年A組。
公式HP
ミス峰城大付属二年連続制覇中。三連覇の期待がかかる高嶺の花。
華やかな容姿に似合わず、穏やかで人当たりが良くて控えめという、
非の打ちどころのない女の子。
…と、周囲に三年間信じ込ませることができるくらいにはいい性格で、
その見えない壁を打ち破った者にだけ悪戯っぽく微笑むという。
誰にもひた隠しにしているが、趣味はヒトカ………カラオケ。
定番のオープニングナンバーは、ちょっと古めの流行歌。
雪菜はもともと主人公とも認識はなく、ただ学園のアイドル人気を誇る美少女といった認識でした。
そのため、主人公も自らかかわることはしていませんでしたが、学園祭というイベントをきっかけに二人の距離は近づき始めます。
雪菜の性格も非の打ちどころもない正統派清楚美少女ヒロインといった感じです。主人公とかかわるうちに少しずつ内面も見せてくれるようになります。
内面も決して悪女というわけでもなく、ただ、学園のアイドルでいるためにそれなりの努力をしているといった程度の印象です。
悪女と呼ばれる理由はここではないです。
【ホワイトアルバム2】小木曽雪菜は悪女なのか?
結論から言うと悪女ではないと思っています。
ただ、そう思う人もいるだろうなーというエピソードもあるとは思います。
雪菜の悪女は腹黒さ、あざとさ、裏表といったわかりやすい部分では見えません。主人公・春希と親友・かずさとの間に揺れる恋心から生まれる感情にあります。
そのため、雪菜を悪女か聖女かは個人によって判断は分かれるかと思います。
小木曽雪菜の魅力をまとめつつ、どうして悪女と呼ばれるのかを見ていきたいと思います。
小木曽雪菜の魅力①圧倒的アイドル性
雪菜と言えばまずはこちらです。高校生時代から圧倒的なアイドル性も持ち合わせ、男女ともに人気があります。
それに踏まえて、性格もいい子というまさに非の打ちどころのない美少女です。
ふつうここで悪女と言われれば、「アイドルなんてくそくらえ!」「〇〇はあざといよねー」とか裏で文句や悪口を言う人を想像すると思いますが、雪菜はそんなことはしません。
いつも春樹とかずさ、家族と友達のことを思っているだけです。
雪菜の性格に悪女の要素はあるのだろうか、いやない。
小木曽雪菜の魅力②幸せな家庭
雪菜の庶民的な生活感と重なる部分がありますが、かなり良好な家族関係です。まさに幸せな家庭の理想と言っても過言ではないでしょう。
家族構成は両親と弟。
物語の中で春希やかずさのことも受け入れてくれる寛容さも持っており、雪菜にふさわしい非の打ちどころのない家族となっています。
そのため、春希が筋の通らない選択をすると本気で怒ります。ガチギレです。特に父と弟。思い出すだけで胃が痛みます。気を付けましょう。
こんな幸せな家族のなかで育って、悪女になるのだろうか、いやない。
小木曽雪菜の魅力③メインヒロイン
ある意味で一番不幸な立ち位置である本作におけるメインヒロインです。
基本的にはほぼ全ルートで被害者です。美少女アドベンチャーゲームという構成上、選択肢を選びながらヒロインのルートを攻略していきますが、全てのルートで雪菜はかかわります。
こればっかりは実際にプレイしてみるのが一番わかりやすいと思いますが、春希の選択も雪菜の選択も決して正しいかというとそうではありません。
ただ本人たちは一所懸命選択して生きてるんですよね。その中に常識的ではない選択があるだけです。
ここに雪菜が悪女と呼ばれる要素があるのだろうか、うーん、ないとは言えない。
結局、小木曽雪菜は悪女なのか
皆さんはここまで見てきて雪菜をどう思いましたか。
私はただの悪女と切り捨てていいとは思いません。
確かにルートによって悪女にも聖女にもなりますが、立場上しかたなかったのでは無いかと思っています。
雪菜は雪菜なりの考えの上でそうならざるを得なかった部分もありますし、なにより雪菜もかなり我慢していました。
その辺を踏まえると雪菜はただの悪女で、嫌いですとはとても言いきれないのです。
これは、あくまで私個人の見解なので個人個人で抱く感想は違うと思いますが、お互いの主張をぶつけ合うのもホワイトアルバム2の楽しみ方だと思っています。
ぜひホワイトアルバム2を布教して、お互いの意見をぶつけ合いましょう。
【ホワイトアルバム2】小木曽雪菜の名言
雪菜の魅力はその言葉の端々にもあらわれています。実際に印象に残った名言をまとめてみました。
これにて、小木曽雪菜の秘密は、一つもなくなってしまいました。…あなたに、全部知られてしまったから
基本的には胃が痛くなる雪菜の名言の中の唯一の良心。学校中のアイドルにこれを言われたらほぼ確定で惚れますよね。
自分しか知らないことある優越感とアイドルが自分だけを特別視してくれた満足感とで思春期なら一発KOです。
わたし、逃げる彼を追いかけることはできる。でも、近づいてくる彼を受け入れることができない…
ここからが雪菜の本気です。
いろいろありすぎて拗らせてしまった雪菜。この一言で雪菜がどうしてきたかが伺えます。
ただひたすら待つことはできたけど、いざこちらに向かわれると受け入れられない…。
今まで振り向くまで待っててくれたんじゃないのかよ!と思うかもしれませんが、そういうことではないんです。こういう微妙な心の揺れがまた胃を痛めます…。
もう、かずさの春希くん、取ったりしないかなぁ…っ
…。
確かに取った形にはなっていますし、そこに雪菜のずるい考えがあったのもわかります。ただ春希も自分の気持ちに気づきながら雪菜を受け入れましたし、かずさも自分の気持ちや春希の気持ちを知りながら二人を受け入れるんですよ。
これはもう全員が悪いし、全員が同罪です。
でもあの状況で雪菜を拒否してかずさにいけますか?確かにここまで話がこじれることはなかったかもしれませんがどの選択でも平穏無事で全員仲良しとはいかなかったでしょう。
誰も傷つかない選択肢があるなら教えてほしいです。
怒ろうにも…。ほとんど、予想の範囲内だったし
ここにもう感情の起伏はありません。諦めと表現すべきか失墜と表現すべきか。
すでに何年間も春希を見てきた雪菜としては今までの行動から容易に想像できてしまったことだし、今更怒ることもできない…。
言われたくはないけど言いたくなる気持ちもわかりますし、実際にそういう気持ちなのですから仕方ないです。ああ、胃が痛い…。
まとめ【小木曽雪菜は本当に悪女?名言まで徹底解説!】
- 小木曽雪菜は正統派清楚系ヒロイン!
- 性格は非の打ちどころがないけどちょっとした隠し事はあり!
- 雪菜は悪女ではない!だって仕方なかったんだよ!
少しでもホワイトアルバム2の小木曽雪菜という人物がどういう人物か理解できたでしょうか。
本当にこの作品は登場人物の微妙な心情を表すのがうまくて、プレイヤーの心を揺さぶってきます。
全く知らない人にとっては「三角関係でドロドロ、浮気するゲームです」なんて言われたらいいイメージができるわけないんですが、実際にプレイしてみれば間違ってはいないけどそうじゃないっていうことがわかるかと思います。
そう思うのも雪菜とかずさという対極のヒロインの間を揺れ動く春希が悩み決断する過程を丁寧に描いているからだと思います。この作品の魅力を知るためにはやはりゲームをクリアする必要があるので、ぜひプレイしてみてください。
今回は「ホワイトアルバム2のメインヒロイン・小木曽雪菜の紹介」でした。
ではまたの機会に。