みなさん、こんにちは。
今回は胃に穴が開くことで有名な名作PCゲーム「ホワイトアルバム2の評価と感想」をまとめていきます。
鬱ゲーとしても有名なホワイトアルバム2ですが、未プレイの方は、
「どうしてゲームで胃に穴が?」「ホワイトアルバム2って何かと話題だけど本当におもしろいの?」
といった「?」がいっぱいだと思います。
ホワイトアルバム2は気になるけど実際の評価や感想ってどうなってるの?
今回はこんなテーマでホワイトアルバム2について紹介していきたいと思います。
ではいってみましょう。
- ホワイトアルバム2はシナリオ、キャラ、音楽が高水準でまとまったまさに神ゲー!高校生から社会人まで心をズタボロにしてくるよ!
- プレイ時間は約60時間程度。超ボリュームで心をえぐる!心身共に健康なときにプレイしましょう。
『ホワイトアルバム2』ってどんなゲーム?
2007年秋、東京。峰城大付属3年生の北原春希は学園祭でのバンド演奏を夢見ていたが、メンバー間の痴情のもつれでバンドは崩壊。しかし、春希は諦めず、歌の才能を持つ学園のアイドル小木曽雪菜とピアノの天才、問題児の冬馬かずさを勧誘。練習を重ね、バンドは見事な復活を遂げ、学園祭のステージは大成功。だが、その後、3人の間にすれ違いが生じていくー。
ホワイトアルバム2は2012年にLeafから発売された美少女アドベンチャーゲームです。その後、PS3やPSvitaにも移植されています。
本作は「胃に穴があくような鬱展開もりもり恋愛ゲーム」としても有名で、シナリオを含めクオリティが高く、かなりの人気があります。
シナリオや構成について詳しくはこちらを参考にしてください。
『ホワイトアルバム2』個人的感想
ここからが本題です。全てクリアした上で筆者自身はホワイトアルバム2は「神ゲー」だと思っています。
この物語も序章の高校生編から始まり最終章は社会人となります。プレイ時間は60時間程度と超ボリュームでしたが、本当に心をえぐる部分が多かったです。
そもそもの話ですが、ホワイトアルバム2という物語自体が常に三角関係の状態で進行していく上に、そのたびに主人公は一生懸命考えて行動します。
時には選択を間違えながら、進行していくわけですがそもそもどれが正解かなんかわかりません。客観的に見たらクズに見えるかもしれませんが、主人公視点ではその一言で切り捨てられるほど甘くもないのです。
そういう意味では、どれだけ主人公として物語に没入できるかがホワイトアルバム2を楽しめるかどうかにかかっているとも言えます。
それでも人におすすめしたくなるほどおもしろく、絶対の他では味わえない絶望や虚無感を味わうこともできます。こちらの記事でおすすめポイントも解説しているので参考にしてみてください。
『ホワイトアルバム2』の評価・レビュー
『ホワイトアルバム2』の評価やレビューを以下のサイトを参考にしながらみていきます。
- ErogameScape -エロゲー批評空間-
- ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
- AMAZON
どこも美少女ゲーマー御用達のレビューサイトなので、参考になると思います。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
「ErogameScape -エロゲー批評空間-」での評価
まずはErogameScape -エロゲー批評空間-での評価です。エロゲーギャルゲー界隈では有名なレビューサイトでその道の玄人たちが評価していると考えて大丈夫です。
そしてこちらのサイトでのホワイトアルバム2の平均点は95点。玄人たちの評価でこの点数は正直異常ともいえます。
PC版のほかにPS3やPSvitaでも発売されていますが、すべて95点前後です。比較対象がないとわかり辛いかとも思いますが、CLANNADやAIRなどのkey作品でも高くて90点といったところです。
これだけでもホワイトアルバム2がすばらしい作品だということはわかってもらえるかとおもいます。
「ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~」での評価
次にゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~です。こちらはギャルゲーエロゲーに拘らず広い層のゲーマーの評価だと思ってください。
こちらでの評価は「良作」。このサイトにおける最高評価です。
シナリオへのこだわりが高く評価されており、構成とリアリティが高評価の主な要因となっています。
反面、構成上プレイ時間が長くなってしまっていることも指摘されており、リアリティを追及した丁寧な構成の弱点とも言えます。
「AMAZON」での評価
最後にAMAZONでの評価です。こちらはライトゲーマー~一般ゲーマーの評価と考えてください。
こちらでは☆3.9~4.2といったところです。高評価ということにはかわりないのですが、やはり構成上プレイ時間が長くなりがちでギャルゲーやエロゲーに慣れていない方には苦痛に感じるところも多いようです。
プレイ時間や物語の内容を考えるとあまりギャルゲー初心者にはおすすめしない方がいいかもしれません。
ホワイトアルバム2の評価点
各サイトでの評価でホワイトアルバム2は良作~神ゲーということは数値から理解できます。
次に各サイトでのレビューを参考になぜそこまで人気なのかという点についてもうすこし掘り下げていまとめていきます。
- 丁寧に描かれたシナリオ
- 魅力的なキャラクターたち
- 冬を象徴する印象的なBGMの数々
- 没入しやすいテキストとビジュアル
ではひとつずつみていきましょう。
『ホワイトアルバム2』の丁寧に描かれたシナリオ
ホワイトアルバム2の最大の評価ポイントといっても過言ではないかもしれない「シナリオ」についてです。
物語は高校生時点での出会いから始まり、近づき、すれ違い、苦悩する場面が社会人編までひたすら丁寧に段階ごとに描かれていきます。ファンタジー要素なんかなくひたすらリアルに丁寧にです。
ここが他作品と大きく異なるところで、ここまで丁寧に人物描写を描いている作品は他にはありません。
決して楽しいことだけでなく、陰鬱な雰囲気も悲惨な結末もすべて丁寧に描いているため、臨場感が他とは違い物語にのめり込んでいってしまいます。これでは胃に穴が開くのも仕方がありません。
また、ホワイトアルバム2は恋愛ゲームですがただ恋愛だけをしているわけではありません。主人公もヒロインもすべての登場人物が社会的地位をもって恋愛をします。そこがまたリアルで切なく、人間臭い物語に装飾を加えています。
『ホワイトアルバム2』の魅力的なキャラクターたち
ホワイトアルバム2は主に主人公とメインヒロイン2人の3人が主軸となって進行していきますが、どの段階に置いてもすべての登場人物に個性が出ています。
その個性をうまい具合に紹介しつつ、物語上邪魔にならないように演出されています。
特に「主人公の悪友」ポジションである飯塚武也に関しては、このゲームをクリアした全員が好きになると言っても過言ではないほど主人公をサポートし続け、ときには本気で怒ってくれる大変魅力的なキャラクターです。
主人公にとってもプレイヤーにとっても心強い存在でホワイトアルバム2には欠かせない存在です。
武也については別記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。武也の活躍をみるだけでもプレイする価値があると思います。
冬を象徴する印象的な『ホワイトアルバム2』のBGMの数々
そもそも、ホワイトアルバムという作品の中で「恋愛」と同じくらい意味を持つのが「音楽」です。
かずさにしても雪菜にしても音楽は深い意味をもち、物語の節目節目においても刺さるBGMを用意しています。
前作ホワイトアルバムのころから音楽に関しては高い評価を得ており、今作においても冬の空や陰鬱な雰囲気をまとった印象的なBGMが物語を彩っています。
『ホワイトアルバム2』の没入しやすいテキストとビジュアル
読みやすさを徹底追及したテキストに加え、切なく美しい冬を感じさせるタッチで絵が描かれるビジュアルは物語とうまくマッチしています。
テキストベースなゲームだけあって、スムーズに読み進めなければ快適にプレイはできません。しかし、物語の内容、心理描写など細かい部分も丁寧に描かれているため、物語への没入感が違います。
この没入感がなければ、この物語にここまで感動することはできなかったかもしれません。
まとめ【ホワイトアルバム2の評価と感想!】
- ホワイトアルバム2はシナリオ、キャラ、音楽が高水準でまとまったまさに神ゲー!高校生から社会人まで心をズタボロにしてくるよ!
- プレイ時間は約60時間程度。超ボリュームで心をえぐる!心身共に健康なときにプレイしましょう。
今回は「ホワイトアルバム2の評価と感想」でした。この作品についてはまだまだ語りたいことがたくさんありますが、ネタバレになるかもしれないので、この辺にしておきます。
ホワイトアルバム2はどこをとっても高水準のクオリティで十分に楽しめる作品ではありますが、プレイ時間が長くなってしまうことや主人公への拒否反応がある方には合わないようです。
恋愛アドベンチャーに慣れたことにプレイすることをおすすめします。
ではまたの機会に。