みなさん、こんにちは。
今回はゲーム版『CLANNAD』の完走した感想を語って行きたいと思います。
感動する作品として必ず名前が挙がる『CLANNAD』ですが、作品のボリュームが膨大なこともありアニメもゲームも見たことないという方は意外と多いです。
アニメもゲームも見たことない方は「『CLANNAD』ってアニメとゲームどっちがおもしろいの?」となっているかと思います。
今回はゲームもアニメも楽しんだ筆者が「どんな方にはどっちがオススメ」ということを紹介していきます。
この記事を読んで少しでもゲーム『CLANNAD』を楽しんでくれる方が増えることを祈っています。
では、いってみましょう。
『CLANNAD』はアニメとゲームどっちがオススメ?
結論ですが、『CLANNAD』はアニメから先に見ることをオススメします。
ゲームについて詳しいことは後述していきますが、オススメしない大きな理由はボリュームが膨大すぎて途中で積んでしまうことがほぼ確定しています。
アニメであれば一期、二期含めて約50話ですが、途中からおもしろさが加速して一気に見終わるかと思います。アニメとしては4クールと長いですが、ハマれば特に気にならないくらいです。
ギャルゲー初心者にオススメ作品のなかでたまに『CLANNAD』を見ますが、ギャルゲー初心者は絶対にできないと思ってください。
総プレイ時間は80時間と言われています。初心者がいきなり文章を80時間も読めないです。
まずは、アニメをみて「『CLANNAD』っておもしろいんだ!」ということを再確認してください。その後で初めてゲームをプレイしましょう。
中だるみしたとしてもそのあとおもしろくなることがわかっている分、モチベーションにも繋がります。
ゲーム版『CLANNAD』はおもしろい?
とはいえ、『CLANNAD』はゲームでもおもしろいです。「CLANNADは人生」は伊達ではないです。
まさに主人公・岡崎朋也と街と家族と人生の話です。
アニメでもきれいにまとまっていましたが、ゲームではアニメ化されていないシナリオも多く、すべてのルートを終えてクリアしたときの喪失感と満足感は他のゲームではなかなか味わうことはできないかと思います。
『CLANNAD』の総プレイ時間
『CLANNAD』の総プレイ時間は実に80時間でした。この中に笑いと感動と人生が詰まっていました。
繰り返しますが、『CLANNAD』を初心者向けギャルゲーに推している方がいますが、初心者には全く向かないので注意してください。
普段ギャルゲーに慣れていない人が急に80時間の超大作に耐えられません。途中で必ず飽きて積みゲーになります。注意してください。
『CLANNAD』をプレイするならある程度ギャルゲーに慣れてきた頃、一気にプレイする覚悟ができた頃に限ります。
ゲーム版『CLANNAD』をプレイするメリット
シナリオ、音楽、キャラなどはアニメもゲームも大きく変わらないです。
しかし、アニメでもきれいにまとまっている『CLANNAD』ですが、ゲームを推しているのは以下のような理由があります。
- ゲームでしか見れないシナリオ
- ゲームはゲーム、アニメはアニメ
順番にみていきましょう。
ゲームでしか見れないシナリオ
アニメ版は渚ルートを主軸に他ヒロインのシナリオを散りばめていた『CLANNAD』ですが、ゲーム版では他ヒロインがさらに掘り下げられます。
杏ルート、智代ルートは「もうひとつの世界」としてアニメ化されましたが、ことみや風子はアニメでもシナリオとして挟まれた程度でしたが、ゲームでは当然ルートが存在しています。
また、杏の妹である椋や渚の家族である秋生・早苗夫妻などアニメでは大きく触れられていない朋也や街、家族にかかわる人たちに関するエピソードも多く、ゲーム版ならではの充実した内容となっています。
ゲームはゲーム、アニメはアニメ
個人的な意見ですが、ゲーム版のメリットはなんといっても能動的にプレイすることにあると思います。
アニメは「キャラをアニメーションで見ることができる」というメリットがある一方で、あくまで「視聴者」という部分が強調され、第三者視点で物語の「傍観者」となり受動的な受け取り手になってしまいます。
たしかに『CLANNAD』をはじめ、おもしろい作品はアニメであっても没入感もすごく本当に物語の主人公になったような感覚に陥ることがあります。
そう感じた経験がある方にこそゲーム版の『CLANNAD』をぜひプレイしてほしいと思います。
ゲーム性が少ないと言われがちなギャルゲーですが、選択肢を選んだり文字を読み進めたりと能動的にしか物語を進めることはできません。
特に『CLANNAD』は人生ともいわれるようなゲームです。物語のボリュームも含め、没入感を味わうならぜひゲームをプレイしましょう。
アニメを視聴し終えたときを超える達成感と満足感と圧倒的喪失感を味わうことができます。
ゲーム版『CLANNAD』の惜しいところ
メリットばかり語ってきましたが、当然ゲーム版ならではの以下のようなデメリットもあります。
- とにかく長い。クリアが遠い
- 初期のkey作品らしいキャラデザ
順番にみていきましょう。
とにかく長い。クリアが遠い
総プレイ時間80時間は伊達ではないです。毎日2時間やっても40日、一月半ぐらいかかります。初心者は飽きずにプレイすることはほぼ不可能でしょう。
80時間を超えた先にある感動は本当に素晴らしいものですが、ここまでたどり着けるのもほんの一握りです。アニメは見ているだけで進みますが、ゲームはそうはいきません。覚悟をもってプレイしましょう。
初期のkey作品らしいキャラデザ
『CLANNAD』はkey作品の3作目ということもあり、初期key作品特有のキラキラ感がキャラデザや背景に見られます。
いわゆる「いたる絵」ですが、キャラデザに関しては好みが別れます。『Kanon』や『Air』などの他key作品に慣れている人は特に問題ないと思いますが、最近のキャラデザに慣れている方にとっては「時代を感じる古い絵」と感じる方も多いかもしれません。
実際自分も最初プレイを戸惑った理由のひとつはキャラデザでした。プレイしているうちに慣れるので最初だけなのですが、最初のハードルは少し高いかもしれません。
『CLANNAD』の関連作品
アニメ化されていませんが、『CLANNAD』には関連作品がいくつか出ています。
- 『CLANNAD 光見守る坂道で』
- 『智代アフター ~It’s a Wonderful Life~』
せっかくゲーム版をするなら関連作品をプレイすることでさらに『CLANNAD』世界を堪能することができます。
『CLANNAD 光見守る坂道で』
『CLANNAD 光見守る坂道で』は、本編で語られなかった前日譚やエンディング後などのサイドストーリー16編をまとめた作品です。
もともとはドラマCDということもありゲームというよりは本編の補完的な役割となります。
シナリオは本編『CLANNAD』を手掛けた方々によって書かれているので、どれも読み応えはあります。
作画は本編とは別の方なので好みは別れるかもしれません。
『智代アフター ~It’s a Wonderful Life~』
『智代アフター ~It’s a Wonderful Life~』は『CLANNAD』のヒロインの一人・坂上智代のルートの続きが描かれた作品です。
もともとは18禁のエロゲーとして発売された作品ですが、最近ではコンシューマに移植もされておりだれでも遊ぶことができます。
智代ファンはぜひプレイしてほしい作品です。
まとめ【ゲーム版『CLANNAD』完走した感想!】
『CLANNAD』はいまでも感動するアニメとして名前があがるほど有名な作品ですが、ゲームをクリアした方はそう多くはありません。
ゲーム版『CLANNAD』では「各キャラのさらなる掘り下げ」や「能動的なプレイによる没入感」によりアニメよりもさらに深い感動や喪失感を味わうことが出来ます。
ぜひゲーム版『CLANNAD』をプレイしてみてください。
今回は『CLANNAD』を完走した感想でした。
では、またの機会に。