みなさん、こんにちは。
今回はましろ色シンフォニーのリメイク版発売を記念して、ましろ色シンフォニーのアニメ版について紹介していきたいと思います。
ましろ色シンフォニーのアニメは一般的な美少女PCゲーム原作とは違い、メインヒロインルートではありません。その辺を踏まえたうえで解説していきたいと思います。
- アニメのましろ色シンフォニーは誰ルート?
- アニメ版の評価は?
- 結局、アニメはおもしろかった?
客観的な視点としてレビューサイトなどからの評価を主観的な視点として感想を加えて紹介していきます。
今回の結論は以下の通り。
- アニメのましろ色シンフォニーはみう先輩ルート!ぱんにゃや紗凪の見どころもあり!
- アニメ版の評価はまちまち。万人受けはしないかも。
- みう先輩好きなら見る価値はあるかも。全体的には凡作。
では、行ってみましょう。
ましろ色シンフォニーとは?
ましろ色シンフォニーは元々2009年にぱれっと原作の18禁PCゲームです。
シナリオゲーというよりは、キャラゲー寄りでキャラクターとのいちゃラブを楽しむ物語展開です。
舞台設定は王道学園もので、とがった設定とかはありません。
詳しくは原作ゲームについて紹介した記事があるので参考にしてください。
アニメは2011年に1クール12話で放送しています。
【アニメ版】ましろ色シンフォニーは原作とどう違う?
原作が18禁ゲームということで、アニメ化するにあたりいろいろ変更点はありますが、個人的に気になった点を中心にいくつか紹介していきます。
アニメの特徴①:みう先輩ルート
原作がこういった美少女アドベンチャーゲームだとメインヒロインが主軸で物語が進行していくのが一般的です。
ましろ色シンフォニーだとメインヒロインは瀬名愛理ですが、アニメは天羽みう先輩ルートで進行していきます。
その理由は、一番人気だから。理由はわかりますが他のヒロインファン的には微妙な気持ちになりますね。尺も考えると仕方がない部分がありますが、この選択が賛否両論を引き起こすきっかけとなります。
ただ、このみう先輩ルートはぱんにゃや紗凪など他のキャラの見どころも多いのは事実です。エンディングが幸か不幸かは置いといて一番他のキャラを立たせられるルートではあります。
アニメの特徴②:キャラクターデザインの変更
個人的にはこれが一番気になりました。原作ゲームのキャラクターデザインは和泉つばす氏で、かわいらしいキャラを全面に押し出していましたが、アニメだと雰囲気が変わります。
個人的に原作ゲームの絵が好きだっただけに批判的に評価をしてしまいますが、ご了承ください。
なんか全体的にキラキラしています。そのためバランスが悪く感じてしまいました。桜乃はもっと煙たげというかやる気のない表情が特徴的でしたが、若干明るく見えてしまい、これじゃない感が漂ってしまいます。
これに関しては、完全に絵の好みもあるので好きな方は好きかもしれませんが、原作とは変わっているのでご注意ください。
アニメの特徴③:OPの変更
当たり前と言えば当たり前なんですが、PC版もPSP版もOPが好きだったので残念な気持ちはありました。
しかし、アニメ版のOPも聞いてみればかなり良曲でした。ゲーム版よりもはちゃめちゃ感はありませんでしたが、きれいな曲で「ましろ色シンフォニー」というタイトルをきれいにまとめてあり、これはこれでありってなりました。
アニメの特徴④:問題のシーン「滑り台」
一時期ネットスラングになった問題のシーンです。ネタバレも含むのでご了承ください。
ましろ色シンフォニーにおける「滑り台」のシーンは、アニメ11話のとあるシーンです。
サブタイトルが「ましろ色シンフォニー」ということもあり、この作品を象徴する話でもあります。
詳しくはアニメを見ていただくとして、この話の最大の特徴は、主人公とヒロインであるみう先輩がイチャイチャしている裏で負けヒロインたちが滑り台で愚痴を言い合う二元中継で進行することです。
このシーンがスラング化し、一時期はヒロインが負け確定すると「滑り台行き」とか「滑り台に送られろ」とかいわれていました。
原作では紗凪ひとりが被害者でしたが、アニメではみう先輩以外のヒロイン全員が負けヒロインとなってしまいました。
他のヒロインが好きな方にはなんて仕打ちだ!って怒るところなのかもしれませんが、個人的には原作では無いシーンを挿入した新しい試みでもあると思うのでおもしろくて好きです。
【アニメ版】ましろ色シンフォニーの評価は?
前述しましたが、ましろ色シンフォニーのアニメはメインヒロインの愛理ではなく、人気キャラだったみう先輩ルートということもあり、賛否両論あります。
大半の評価としては凡作といった評価です。では、よかった点と残念だった点をそれぞれ見ていきましょう。
【アニメ版】ましろ色シンフォニーのよかった点
- 安易に愛理ルートではなくみうルートであったのは、視聴者を裏切るという意味でいい選択だったと思う。
- 紗凪の扱いは概ね原作通り。紗凪好きとしては満足。
- 原作ゲームの販促としては成功なのではないか。
- みう先輩の勝ち誇った顔は何度見ても笑う。
全体的には、アニメ単品の評価としてよかったといっているレビューは少なかった印象です。
アニメ化にあたってルートをみう先輩にしたことで原作ゲームの販促としては意味はあったのでは二課と思います。本当に売れたかどうかは置いといて話題にはなったので、知名度は上がったので話でしょうか。
【アニメ版】ましろ色シンフォニーの残念な点
- なぜみうルート?フラグをへし折ったことで脚本が破綻した。
- ストーリー展開に難あり。
- 魅力が表現しきれていない一般的な不出来なアニメ。
全体としてはみう先輩ルートに対する批判的な意見の方が多いです。初めからその方向で振り切っていればよかったのですが、中途半端にフラグを立てていたことが逆に批判の的になってしまったようです。
【アニメ版】ましろ色シンフォニーの個人的感想!結局、おもしろいのか?
いろいろな評価を見てきましたが、個人的には凡作だと思っています。しかし、見方によってはおもしろいです。
アニメ自体は決して万人受けはしませんし、恋愛系にしろゲーム原作にしろ他におすすめしたい作品はいくらでもあるので、あえてこれをおすすめすることはないです。
ただアニメの見どころとしては、原作でも同様だった紗凪の扱いです。典型的な負けヒロインですが、これが功を奏して大人気になり、2023年にはSANA EDTIONが発売されるわけです。
ここは、原作準拠でもありますし、アニメなら負けヒロインはまとめて滑り台行きになります。そこをおもしろいと思えるかどうかがこの作品の評価のキモになります。
純粋なみう先輩好きや紗凪好き、負けヒロインを見たいという方々におすすめの作品です。
これほど負けヒロインに焦点をあてた作品もなかなかないかと思います。
まとめ【ましろ色シンフォニーのアニメはおもしろい?】
- アニメのましろ色シンフォニーはみう先輩ルート!ぱんにゃや紗凪の見どころもあり!
- ルートに関しては賛否両論!原作ゲーム販促としてはよかった!
- アニメは凡作。アニメの出来以外に見どころが多い印象。
今回は「アニメ版ましろ色シンフォニー」の紹介でした。
まあ、アニメ見たなら原作ゲームしましょう。アニメ見てなくてもゲームはしましょう。リメイク版出ますから。
ゲームは良作です。
では、またの機会に。